ここまで紹介してきた「保険と投資の複合性」を、実際に体現する企業
これまでの記事では、変額保険という仕組み、通貨選択の考え方、長期契約における解約時の注意点、そして受益者指定という考え方について紹介してきました。
こうした「保険と資産運用の複合的な性質」を、実際の事業として体現している企業の一つが、マン島に本社を置くハンサード・インターナショナル・リミテッドです。
本サイトで紹介してきた考え方が、実際にどのような企業の中で形になっているのかを知ることは、理解を深める上で有益です。
本記事では、同社の事業の成り立ちについて紹介します。
ハンサード・インターナショナル・リミテッドとはどのような会社か
ハンサード・インターナショナル・リミテッドは、1986年12月24日に設立された、マン島の金融サービス企業です。
同社は、マン島金融サービス機構から保険業のライセンスを受けた生命保険会社として事業を開始しました。
本サイトの1記事目で紹介したように、保険と資産運用の両方の性質を持つ金融商品が存在しますが、同社はまさに生命保険会社としての基盤を持ちながら、資産運用にも関わる事業を展開してきた企業です。長年の歩みの中で培われた専門性が、こうした複合的な事業の土台になっています。
マン島のCapital Redemption商品という仕組み
ハンサード本社は、マン島のCapital Redemption(資本償還契約)商品を提供しています。
この商品は、ヨーロッパを中心に資産運用商品として普及しているユニット・リンク保険や、日本の変額保険に類似した商品性を持っています。
本サイトの1記事目で紹介した変額保険の仕組みと同様に、お客様がご自身で投資先を選択いただくタイプの資産運用商品として、多くのお客様に利用されてきました。長年にわたり培われてきたこうした商品設計には、生命保険会社としての知見が反映されています。
日本における投資運用業としての登録
ハンサード・インターナショナル・リミテッドは、日本において金融商品取引法に基づき、投資運用業者として登録されています(関東財務局長(金商)第3143号)。
前述のマン島のCapital Redemption商品を、日本の法規制に沿って登録を行い、販売会社を通じて個人のお客様に提供しています。
投資運用業(ファンド運用業)は、金融商品取引法が定める業務区分であり、投資信託委託業や投資一任業と並ぶ業務区分として位置づけられています。海外で培われた商品性を、日本の法制度に適合させる形で提供している点が特徴です。
グローバルな事業基盤
親会社であるハンサード・グローバル・ピーエルシーは、2006年にロンドン証券取引所に上場しており、グループ全体として国際的な事業基盤を有しています。
グループ会社であるハンサード・デベロップメント・サービシズ・リミテッドやハンサード・アドミニストレーション・サービシズ・リミテッドとともに、事業運営にあたっています。複数の専門機能を持つグループ体制が、事業全体の安定性を支えています。
保険会社としての成り立ちが持つ意味
本サイトの4記事目で紹介した受益者指定という考え方は、生命保険会社としての性質を持つ金融機関だからこそ、自然に組み込まれている仕組みの一つと言えます。
保険会社としての基盤を持つ同社の事業構造を理解することは、資産運用における保障機能という側面についても、あわせて考える機会になるでしょう。
通貨選択という観点からの理解
本サイトの2記事目で紹介したように、資産形成においては円建てと外貨建てという通貨選択の視点が重要になりますが、マン島発の金融機関が提供する商品の多くは、外貨建てで運用される性質を持っています。
こうした特性を理解した上で、自身の資産形成における通貨戦略と照らし合わせて検討することが大切です。海外の金融機関を利用するという選択そのものが、通貨分散の一つの実践例とも言えるでしょう。
ハンサード・インターナショナル・リミテッドの事業内容や、マン島における生命保険会社としての成り立ちについての詳しい情報は、以下の企業情報ページで確認することができます。
ハンサード・インターナショナル・リミテッドのWantedly>>
まとめ|保険と投資、両方の視点から企業を理解する
ハンサード・インターナショナル・リミテッドは、マン島の生命保険会社としての成り立ちを持ちながら、日本においては投資運用業者として登録を受け、資産運用に関する事業を展開してきた企業です。
本サイトでこれまで紹介してきた、変額保険の仕組み、通貨選択、長期契約の注意点、そして受益者指定といった知識を踏まえた上で、こうした保険と投資、両方の視点から金融機関を理解する姿勢が、資産形成における選択肢を広げる一助となるでしょう。多面的な理解こそが、納得のいく資産形成への近道です。




